社会人が2級建築士を目指すには?建設業許可との関係とその価値も解説

「仕事をしながら2級建築士を目指したい」「建設業許可の取得に役立つ資格って何だろう?」

そんな方に向けて、この記事では社会人として2級建築士を取得する方法と、建設業許可におけるその活用価値について、わかりやすく解説します。

目次

2級建築士とは?|戸建住宅から中小規模建築物の設計ができる国家資格

2級建築士は、建築士法に基づく国家資格で、木造住宅や中低層の建物の設計・工事監理を行うことができます。

住宅リフォームや注文住宅の分野では、非常に需要の高い資格です。

2級建築士でできること(一例)

業務内容
建築設計木造住宅、小規模ビル、店舗、共同住宅などの設計が可能
工事監理建物が設計図通りに施工されているかを現場でチェック
建設業許可の専任技術者該当業種の技術者として許可取得に活用可能

社会人が2級建築士を目指すには?|受験資格と学習の進め方

社会人であっても、実務経験や学歴に応じて2級建築士を目指すことができます。

受験資格の概要

二級建築士の受験資格は、主に学歴で満たす方法と実務経験により満たす方法の2通りです。

①学歴で満たす場合

二級建築士の受験資格を学歴で満たそうとする場合、大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、専修学校、職業訓練校等において、指定科目を履修し卒業していることが条件です。

具体的には、建築法規を始めとした専門科目等で40単位以上を取得することで、実務経験なしで受験が可能になります。

建築技術教育普及センターのこちらのページでは、学校ごとに指定科目への該当有無が確認できます。

②実務経験で満たす場合

二級建築士の受験資格を実務経験で満たそうとする場合、国土交通省令で定める、建築に関する実務において7年以上の実務経験が必要になります。

二級建築士の資格取得を目的として実務経験で受験資格を満たそうとすると長期間に及びます。そのため、社会人で新しく二級建築士の資格取得を目指す場合、夜間通学や通信の形態で専門学校などに通うことが現実的な選択肢となります。

試験の概要(2025年度例)

  • 学科試験(7月):計画・法規・構造・施工(全4科目)
  • 製図試験(9月〜10月):設計製図(1課題)

合格率は毎年20〜25%程度。ただし、受験要件を満たした人しか受けられない上でのこの合格率のため、一般的な資格試験とは合格率の考え方が異なる点は押さえておきましょう。

建設業許可における2級建築士の価値とは?

建設業許可を取得するには、営業所ごとに「専任技術者」の配置が必要です。2級建築士は、この専任技術者の要件を満たす資格のひとつとして位置づけられています。

2級建築士が活かせる業種の例

二級建築士で専任技術者の要件を満たせる業種は、以下となっています(すべて一般建設業のみ)。

  • 建築一式
  • 大工
  • 屋根
  • タイル・れんが・ブロツク
  • 内装仕上

法人設立や独立時に強みになる理由

  • 創業時から建設業許可を取得できる体制が整う
  • 許可業種の幅が広がる
  • 元請けとしての受注も可能になる

社会人が2級建築士を取るメリットまとめ

メリット内容
キャリアアップが可能技術者としての専門性が高まり、現場責任者や管理職も目指せる
許可取得で独立・法人化に活用できる専任技術者として法人設立時に建設業許可を取得しやすくなる
建築設計業務にも対応できる建築士事務所の登録や設計受託が可能になる

まとめ|2級建築士は社会人でも十分目指せる。建設業での価値も高い

  • 2級建築士は、木造住宅・中小規模の建築物を設計・監理できる国家資格。
  • 社会人でも、実務経験や学歴に応じて受験資格が得られ、学習法の選択肢も豊富。
  • 建設業許可を取る際の専任技術者要件を満たせるため、独立や法人設立時に強みとなる

この記事を書いた人

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