産業廃棄物収集運搬業許可の申請はいくつかのステップがあり、特に申請時に講習会の修了証の添付が必要など、申請にあたっては前もって準備しておく事項もあります。
申請の流れや許可証の発行までどれくらいかかるのかを把握しておきましょう。
産業廃棄物収集運搬業許可の申請の流れ
産業廃棄物収集運搬業許可（積替え保管を含まない）の申請は、東京都の場合、以下の流れで進めていきます。
①講習会の受講
申請に際しては、公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター（ＪＷセンター）の実施する「産業廃棄物又は特別管理産業廃棄物処理業の許可申請に関する講習会」を修了していることが必要なため、まずはこの講習会を受講します。
講習会はオンライン形式または対面形式で受講し、全科目の受講終了後に修了試験を受けて合格する必要があります。受講料はオンライン形式で25,300円、対面形式で29,700円です。
②申請書の作成
申請書類および添付書類の準備をします。東京都の場合、以下のような書類が必要です。
・産業廃棄物収集運搬業許可申請書
・事業計画の概要
・運搬車両（又は船舶）の写真（カラー）
・運搬容器等の写真（カラー）
・事業の開始に要する資金の総額及びその資金の調達方法
・【個人】資産に関する調書
・誓約書
・【法人】最新の定款の写し
・【法人】登記事項証明書（履歴事項全部証明書）
・住民票抄本
・成年被後見人等に該当しない旨の登記事項証明書等
・政令使用人に関する証明書（当該使用人がいる場合）
・【法人】貸借対照表（直近3年分）
・【法人】損益計算書（直近3年分）
・【法人】株主資本等変動計算書（直近3年分）
・【法人】個別注記表（直近3年分）
・【法人】法人税の納税証明書「その1 納税額等証明用」（直近3年分）
・【個人】所得税の納税証明書「その1 納税額等証明用」（直近3年分）
・講習会修了証の写し
・車検証の写し
・レターパックプラス
③申請日時の予約
申請は予約制となっており、事前に申請日時を予約する必要があります。申請窓口が混雑している場合は予約できる日時が 1～2 か月以上先になることもあります。
④申請
来庁し、申請書の形式審査後、申請手数料を納付します。
申請手数料は、新規許可申請で 81,000 円です。
⑤審査
許可基準を満たしているか、欠格事由に該当していないかの審査が行われます。審査の標準処理期間（許可証交付までの期間）は申請書受理後 60 日です。なお、この60日には土日祝日は含まれません。
⑥許可証の交付
許可証は原則として申請者へ郵送されます。
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